子ども社会を21世紀の視点で、再構築!支援・育成することを狙いとして「廿日市市子ども会育成連絡協議会(市子連)を平成13年6月設立致しました。「子どもによる、子どものための、子ども会活動」を願い運営をしておりますので、皆様のご理解、ご支援をよろしくお願い致します。
 
 
平成13年6月2日(土)14:00〜
廿日市小学校体育館にて設立総会開催
 
設立趣意説明
1.規約採択
2.役員選任
3.平成13年度活動方針可決
4.平成13年度予算承認
 

廿日市市子ども会育成連絡協議会設立趣意書

今日の子供を取り巻く状況は、これまでの経験則や常識が通用しない領域に入ってきています。社会の急激な変化や家庭の多様化の中、子供やその養育者の孤立した状況があります。「子供は町が育てる」と言われます。かつて地域の中に子供が群れ遊ぶ様が当たり前のように見られましたが、今は深夜に及ぶ塾通い、習い事、子供の財布を当てにしたゲーム機や遊技場の隆盛、スポーツクラブ等大人の用意した中で囲われた様があります。異年齢の子供集団を率いる「ガキ大将」の姿は遠い昔の事のようです。車社会の進展や無秩序な開発、生活者の温もりを感じられない都市計画等々地域が決して子供にとって安全で心地よいものとなっていない現状の中で、子供自ら意思決定と規範をもち行動する「子供社会」が喪失しています。この大人が破壊した「子供社会」を21世紀の視点での再構築を支援・育成することを最大の狙いとして「廿日市市子ども会育成連絡協議会」(以下市子連と呼称)を設立したいと思います。
 現在の子ども会活動の多くは「行事のための行事」子供の自発性を育てる事ではなく全て「親掛り」で育成者も義務的に行っている嫌いがあります。学校週五日制の実施を目前に控え子供が地域の中で過ごす時間が今まで以上に増えてきます。益々子ども会活動の充実・活性化が今まで以上に必要となってきます。これには指導者、育成者、シニア・リーダー、ジュニア・リーダーの充実を図ることは欠かせない必要課題です。この課題の克服にはより多くの方々の叡智と情熱を結集し・交流を図る場が何よりも渇望されております。
 市子連は廿日市に数多ある子ども会の代表機関として行政への働きかけ、地域への啓蒙に勤めたいと思い設立の趣意といたします。
                                 発起人代表 古屋 剛